人を操るためのラポールの築き方

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hypno-rapport

こんにちは、SHivAです。

 

催眠術を日常の場面で使いこなし、
相手を思い通りにコントロールすることは
決して難しいことではありません。

 
いわゆる「(ショー)催眠術」は、
その手順等がほぼマニュアル化されていて
そのとおり進めれば誰でも再現できますが

 

日常の場面では、話し方もテクニックも
その場その場の状況に応じて
柔軟に変えていかなければいけませんよね

ショー催眠のようにお手本となる手順があるわけではありません。

 

 

しかし、「人が催眠術にかかる本質」
をしっかり理解しておけば、
どんな状況でも相手に気づかれずに
催眠術をかけることは可能です。

 

その本質とは何か、について、
前回の記事>>3つの催眠の本質
にて解説しましたが、

 

今回はその本質のうちの1つ目
「関係性のラポール」
について、実践で使えるように解説していきたいと思います。

関係性のラポールの作り方

相手をこちらの思う通りに動かすためには
相手との「信頼関係」が大切だということは誰もが感じているところだと思いますし
それは、決して間違いではありません。

 

心理学においては、
これをラポールと表現したりしますが、
これをまずはファーストステップとして
築くのは日常催眠においても同様です。

 

しかし、

真に大切なことは、
前回説明したとおり、

その関係性におけるラポールなのです。

 

 

催眠ショーにおいてもこれがはっきりと
あらわれています。
暗示テクニックより何より、
まずは、「催眠術師としての」信頼が
なければいけません。

 

これがわかるエピソードを紹介しますと
昔TVで、ある海外の有名な催眠術師が招かれて、次々とスタジオにいる人を催眠にかけていきました。

 

しかし、実はこの方は催眠術師でもなく、
ただの「おっさん」だったのです。

 

ですが、海外の著名な催眠術師として紹介されたことで、その場にいた人はそう信じてしまいました。

 

その結果、
催眠ショーの大成功に結びついたのです。

 

逆に言えば、
催眠術のベテランが、TシャツとGパン姿で
催眠術師であることを完全に隠されて
催眠術を本気でかけようとしても、
被験者は催眠にかからないのです。

 

つまり「術師」と「被験者」としての
関係性のラポールが全く成り立っていないからなのです。

 

これが催眠術のおける
ファーストステップというか、
ゼロステップともいえる程の
大前提のシステムなのです。

 
これは心理学などでは、
「権威」とか「威光」
と表現されたりしますが、

 

相手を自分の思うように動かすためには
いの一番目に、何よりコレが必要なのです

 

もちろんその後には
そのラポールを深めるために、

 

相手の不安を取り除いたり、
相手に興味をいだかせたり、、
相手に好意をいだかせたり、

そのステップが必要になるのですが、

 

そして、そのステップにおけるテクニックをを解説した書籍、ノウハウは巷にたくさん出回っているのですが、
(ミラーリングやペーシングなどなど)

 

そもそも大前提となる
相手との「関係性のラポール」が
築けていないから、

いや、築けていないというより、

 

それが本来の目的からズレてしまっている
から、思った方向に誘導できないのです。
恋愛を例にとってみますと、
いくら相手の好みに合わせてあげて、
共感して、優しくして、
悩みを聞いてあげたとしても、

そもそも大前提として、

 

あなたと私は
男女の関係に将来なりえる、

 

という前提を上手く構築できていなければ
いくらどう頑張ったところで、
その頑張りは別の方向へと向かっていきます。(それが結果としていいか悪いかは別として)

 

果てしなく遠回りです。
もちろんビジネスにおいても同じです。
顧客と自分とは、今どういう関係か、
もっと言えば、

 

相手は自分のことをどういう存在として
「今」捉えているか。

 

自分が相手を誘導させたいその事柄について、自分にはその「権威性」があるのか、
前提としてその資格が成り立っているのか

 

足りなければ、どの部分が足りないのか、
どうすることでそれが相手に伝わるのか、

まずはそれを考えて改善することです。

 

目の前の相手との距離を縮めようとする前に、「今」相手にとって自分はどんな存在として認識されているのか、

 

あなたは今、相手の心を誘導しようとしていますが、

その目的に即した関係性が今成り立っているのかどうなのか。

 

「権威」「威光」といっても、
それは、もちろん偉そうに肩書を振り回す
ことではありません。

 

もちろん、人は肩書に弱い生き物ですから
そういった部分が有効であれば
活用するのも手ですが、

 

大切なのは、

 

その目の前にいる相手が、
どのようなものに「権威」を感じているか

 

ということなのです。

 

そこがズレていれば
その後のラポールは、あなたの目的から
どんどんズレた方向へ向かいます。

 

暗示をいれようとしても、
抵抗にあってしまい、
効果は発揮されません。

 

まずは見極めることです。

 

相手が何に対して
「権威」を感じているのか、

 

もっと言えば、

 

これから自分が誘導しようとしていることに対して、どういう人からなら話をとりあえず聞いてみたいと思ってもらえるのか、

 

それがファーストステップです。

それをまずは構築することです。

 

相手に共感したり同調して、
相手の好意を手に入れたりして
ラポールを深めるのは、その次なのです。

 

間違っても、
漠然と、「人として」信頼を得ようとぼんやり考えてはいけません。

それはズレを生じさせる大きな原因です。

 

特に、恋愛なんかは人間や人柄としての
理屈によらないことが大きいですよね。

 

恋愛に限れば、
社会的に認識されているような人柄より、
もっと本能的な部分、
「性」を連想させるような
コミュニケーションをとることの方が
重要であったりする場合が多いです。
漠然と「いい人」であろうとする必要はありません。

 

目の前の相手にとって、
自分が誘導したい目的に関して、

自分がどういう立場の人間であるべきか、

 

それが関係性のラポールの本質なのです。
最後に余談ですが、
催眠術の勉強をしっかりしたにもかかわらず、できずに挫折してしまう人の9割は、
これに失敗しているのです。

 

具体的には、

失敗して挫折してしまう人は
ほとんどは以下のパターンです。

 

覚えたテクニックを、
家族や知り合いに試す。

そしてかからなくて自信がなくなって
辞めてしまう。

 

何故、家族や知り合いが良くないか、

それは、

 

家族や知り合いは、
あなたのことをよく知っているので、
催眠術師と被験者という関係性が
全く成り立っていないからです。

 

もともとそんな関係でなかったはずです。

 

人としての信頼や尊敬を得られていたとしても、術師としての権威は全く今はないわけですよね。

 

それなら、

初めてあった人に、
プロの催眠術師です。
と自己紹介してやった方が断然成功するわけです。
権威や威光性を高める方法については
また別の機会にでも解説できればと思います。

 

 

 

なんとなくわかった、とか、
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催眠術

こんにちは、ヒプノメンタリスト/心理療法士の SHivAです

催眠術がヤラセではなく、れっきとした心理学に基づくものであることは皆さんも既によくご存じだと思います。


さらに、催眠術を会得することはとても簡単であることから、実際に催眠術をかけることができるようになった方も最近では少なくはないのではないでしょうか。

でも、「あなたは犬になる・・・」といった、いわゆる"ショー(SHOW)催眠術"ができるようになったとしても、その披露機会も少なくなって、という声をよく聞きます。

このサイトでは、催眠術の裏側にある『催眠の本質』を理解することで、催眠術を実際の日常生活に応用することで、あなたが本当に欲しいものを手に入れるための具体的な方法・考え方について紹介していきたいと思います。

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