コールドリーディングが上手く使いこなせない方へ

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コールドリーディングの使い方

コールドリーディングと呼ばれる技術は、

人を説得・誘導する場合において非常に有効なものですが、

 

その一つ一つの技法、例えばバーナム効果やアンビバレンスなどなど、

 

それらを一生懸命覚える前に、まずは理解しておくべき人間の本質について学ぶと

自然とコールドリーディングを上手く応用して使い事なすことができます。

 

最終的には全て応用応用の連続ですので、
細かいテクニックをまず覚えるより、
コールドリーディングが何故有効なのか、
人間の本質について理解した方が結果的に近道になります。

 

ですので、上手に使いこなせていないな、
と今感じている方は、ご参考いただければ、と思います。

 

まず、>>コールドリーディングの本質

で解説したとおり、コールドリーディングの目的は、「言い当てること」ではなく、

「相手の特別な存在になること」でした。

 

そして、相手が普段誰にも言えないようなことを話させてそれを共有することで、
特別な存在になれるということでしたね。

 

つまりそれを導き出すことこそが、

コールドリーディングの本来の目的です。

 

そこで、コールドリーディングを行う上で
以下の『7つの人間の本能的な習性』を知っておくと、応用範囲が非常に広がります

 

7つの人間の本能的習性

 

1.人間にとって関心があるのは、常に『自分だけ

2.人間は、自分は独自の存在、重要な存在だと思い込みたい強烈な願望がある。
3.人間は、何かと自分のことを常に結びつけて考えたがるという習性がある。
4.人間の『記憶』は、極めて曖昧で主観的なものなので、事実とはかけ離れる。
5.人間の『性格』は時と場合において相対的に判断される極めて曖昧なものである
6.人間が抱く不安や悩みは、つまるところ似たような悩みばかりである。
7.人間は「好意」と「権威」を同時に感じる人に対して内面を打ち明ける。

 

 

コールドリーディングの技術は全て、
上の7つの人間の習性の上に成り立っているものです。

 

逆に言えば、上の人間の習性を利用した話術であれば、
コールドリーディングの教科書に載っていないような会話法であっても、
目的を達成することができると言えます。

 

コールドリーディングの上手な使い手は、
知らず知らずにも上記の人間の習性をよく理解しているとも言えます。

 

 

では、1つずつ簡単に説明していきます。

 

 

1.人間にとって関心があるのは、常に『自分だけ』

 

これはもう、基本中の基本です。
相手がどれだけ謙虚で家族思いの人であったとしても、全く同様です。

 

人間は良くも悪くも自己中心的生き物です
これを吐き違えると誘導は必ず失敗します

 

悩みの原因が、親友のトラブルであったとしても、その悩みの根底には、
何か自分中心の関心事があることを見逃してはいけません。

 

 

2.人間は、自分は独自の存在、重要な存在だと思い込みたい強烈な願望がある。

 

自尊心を自分1人の力でコントロールできる人はほとんどいません。
さらに言えば、何か悩みがある人にとってはこの自己重要感が非常に弱まっています

 

この自己重要感を満たしてあげることは、
相手にとって特別な存在になるためには避けて通れないものとなります。

 

 

3.人間は、何かと自分のことを常に結びつけて考えたがるという習性がある。

 

1で人間にとって関心ごとは自分だけ、という本質でわかるとおり、
あらゆる情報を自分のことのように当てはめて考える習性が人間にはあります。

 

今感じている関心事とかけ離れている場合はこのプログラムはあまり働きませんが、

 

少しでも共通点がないか探し出し、
それに勝手に自分を投影して思考するのが人間の当たり前の思考回路です。

 

 

4.人間の『記憶』は、極めて曖昧で主観的なものなので、事実とはかけ離れる。

 

人間は自分にとって都合のいいもの(それが良いものとは限らない)
だけをピックアップして記憶化します。

 

都合の悪いものは完全に忘れるのではなく

普段は思い出せないように記憶の隅に押し込みます。

 

それは人間が情報処理できる能力の限界も関係すると思いますが、

とにかく人間の記憶とは曖昧で主観的なものなのです。

 

ですので、新しい視点や捉え方を相手に与えることで、記憶は簡単に操作できる、
ということは当り前の自然な現象なのです

 

 

5.人間の『性格』は時と場合において相対的に判断される極めて曖昧なものである

 

人間の性格は、優しい人、繊細な人、などとよく表現されますが
それはある場面における、ある状況での振る舞いなどから判断しているにすぎません

 

その判断のほとんどは、だいたい他人との『相対評価』です。

相対評価である限りは、人より上のときも下のときも当然ありえます。

 

さらに、自分自身に対する性格の評価なんてものこそいつもバラバラです。

優しいとか、繊細とか、そんな絶対的な尺度なんて存在しない、

 

つまり、誰もが2面性を持つ矛盾した存在なんだ、ということです。

 

相手は普段他人からどのような性格と認識されているでしょう。
そしてそれとは違う自分をあなたが発見してあげたとしたら・・・?

 

 

6.人間が抱く不安や悩みは、つまるところ似たような悩みばかりである。

 

人間がもつ悩みや不安はいつの時代も同じようなものばかりです。

 

人間関係・異性・お金・健康・・・
その具体的な発生状況が違うだけで、
いきつくのは毎度いつも同じ悩みです。

 

相手にとって、あなたに話す準備ができていないものについては、
会話を抽象的なことから深く具体的なものに進めていくのが基本です。

 

ということは、最初の話すきっかけは抽象的なことでよい、それは容易に想像できる
(選択肢は少しなので)ということです。

 

 

7.人間は「好意」と「権威」を同時に感じる人に対して内面を打ち明ける。

 

相手にとって特別な存在になるために
重要な相手の深い内面を打ち明けてもらうわけですが、

人間が他人に内面を打ち明けてしまう原理は2つです。

 

①もしかしたら私の気持ちを理解してくれるかも・・・?

 

この感情を抱いてしまうのは、

自分と似た経験や似た感情を持ち合わせているだろう人です。

 

これは「好意」の発生原因の1つである『類似性』ですよね。

そして、打ち明けるにはこれだけ(好意)だけでは足りません、同時に、

 

②もしかしたら私の悩みを解決してくれるかも・・・・?

 

この感情も同時に必要です。

 

他人に悩みを吐き出してすっきりしたいだけの人もいますが、
深く悩んでいる人ついてはこちらを当然重要視します。

 

この感情の抱く対象は、例えば、

 

・自分と同じ悩みを解決したことがある人、
・何か特別なスキルがあるかもと感じる人

 

そう、つまり、権威性です。

 

好意と権威を同時に感じる相手に対して、人は自分の中にある深い内面を打ち明ける傾向があるのです。

(これは、こちらの>>ラポールの築き方で解説したとおりです。)
以上、7つの人間が持つ本能的な習性・性質を簡単に解説しましたが、

 

コールドリーディングのテクニックを1つ1つ紐解くと、
上の性質のどれかの上に成り立っていることがわかるはずです。

 

よくコールドリーディングの例文を沢山覚えようとする方がいらっしゃいますが、

 

この人間の本質を体で感じながらリーディングを進めていくと、

 

意識せず自然な会話をしているだけで、
上手なコールドリーディングの会話となっていることが少なくありません。

 

上手く使いこなせていないと感じる方は
参考にしていただければと思います。

 

 

なんとなくわかった、とか、
わかりやすかった!とか、
もっといろいろ聞いてみたい、という方は
↓のSNSのシェアなどしてもらえれば^^

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