人心誘導専用ラポール形成術その2

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ラポール形成と影響力の武器

こんにちは、
ヒプノメンタリストのSHivAです。

 

今回は前回の続き、ラポールを築くための2つの心理的要因の続きです。

前回⇒人に影響を与えるためのラポールの築き方1

 

 

前回ご説明したとおり、
人心誘導におけるラポールとは、
イコール『空間支配力』を高めることです
この強力な主導権を(相手に意識されることなく)確実に握るためには、

 

『権威』と『好意』を、
2つ同時に得ることが必要と解説しました

 

前回はこの2つのうち、
権威についてお話しましたが、

今回は『好意』について解説します。

 

 

ラポール形成における好意とは

 

 

チャルディーニの名著である『影響力の武器』によると、
好意を人が感じる要因として、『外見』と『類似性』の2つをあげています。

 

これを簡単に説明すると、
人はなんだかんだ見た目の印象に好意性は大きく左右される(外見)

 

また、出身地や趣味、ライフスタイルなど
自分と共通点が多いと感じられるものに好意を抱く(類似性)

 

この2つを影響力の武器では好意の主な要因としてあげています。

 

 

この2つは確かに非常に的を得ていますが
ラポール形成を行う上ではこれだけでは解決することができません。

 

この2つ『外見』と『類似性』について、
少し抽象度を上げて解釈してあげる必要があります。

 

 

まず、『外見』についてですが、
これは非常に個人の主観的なものですよね

 

その人の今までの人生経験において、
何を美しいと感じるか、どういった見た目に魅力を感じるかは、
人によってまちまちです。

 

ですので、これを私たちが意識する場合、
結局最初は『社会的』好印象に基本的に合わせるわけです。

 

そして相手の好みを見極めながら、印象操作を行っていくのですが、

この本質は、外見という『視覚のみ』の話ではないということです。

 

他の五感、つまり、

 

聴覚・嗅覚・触覚・味覚なども、
外見という視覚と全く同様に好意性に影響を与えています。

 

聴覚で言えば、例えば話す言葉のトーンや早さなどもそうですし、
嗅覚であれば、その人の匂いなどです。

 

つまり、見た目だけを考えすぎると、
その他の五感情報をおろそかにしてしまいがちになります。

 

見た目に自信がないのであれば、
その他の感覚情報を相手の好みに合わせていけばよいのです。

 

しかし、あくまでこれらは全て相手の主観的な判断となるので、
相手の好みを見極めることが非常に大切になります。

 

 

次は、人が好意を感じるもう一つの要因、
『類似性』について。

 

実はラポール形成においては、

こちらの方が非常に大切になってきます。

 

類似性というと、出身地や趣味、
その他共通の話題などなどそういったイメージがあります。

 

もちろんそういった相手との共通点を一つ一つつなげていくことは大切です。

 

ところでこれら相手との共通点のうち、
最も強力、一番強烈に相手が好意を感じてしまうものは何だと思いますか?

 

趣味や出身地などではありません。

最も強力な類似、それは、

 

感情の類似』なのです。

 

少し言葉を変えれば、
『感情の共有』です。

 

人は常に、自分のことをわかってもらいたい、という強烈な願望があります。

自分の今の苦しみ、悩み、達成した喜びなどなど、人にわかってもらいたいのです。

 

そして、自分の今の感情をわかってくれる人というのは、つまり自分と『同類』、
つまり、類似性の原則なのです。

 

 

全く同じ価値観を持つ人はいません。
だからこそ、人は同じ価値観を他人と共有することで安心や喜びを感じます。
寂しさから開放された気分がします。

 

相手の感情にこちらが同意を示すこと。
少なくとも興味関心をしめすこと。

 

そうすることで相手は自分と同じなんだと感じ、強烈に好意を寄せます。

 

感情の共有は、何よりも強力な好意の要因である類似性ということなのです。

 

 

少し話がそれますが、
ミラーリングやペーシングなどのテクニックも、この『類似性』を作るひとつです。

 

自分と似たものに感心・好意を寄せるという人間の性質ですね。

 

 

さて、

 

人を自分の意のままに操作しようとするのであれば、ラポール、つまり、
空間支配力という主導権を確実に握る必要があります。

 

そのためには、『権威』と『好意』を同時に獲得する必要があり、

 

前回解説したとおり、

 

権威の中でも特に、
自分の今の価値観では測ることができない
ある種の脅威などを相手に感じさせ、

 

それと同時に、相手の心の奥深くにある感情(特に悩みや不安の感情)を、
あなたが我が身として共有してあげる。
(要はわかってもらえている、と相手に感じさせる)

 

この権威と好意2つが同時発生したとき、
そのときにこそ強力なラポールが急速に発生するのです。

 

このとき出来上がったラポールはフラットな関係ではありません。

 

あなたが相手を誘導する際に限りなく有利なラポールなのです。

 

 

前回お話しましたが、
今まで学んだことがあるラポールテクニックを一つ一つ思い出してみてください。

 

そしてそれがどれに当てはまるのか、
また、権威と好意、どちらかに偏ってしまっていないか、バランスがとれているか、

確認してみると改善点が見えてくるかもしれません。

 

 

なんとなくわかった、とか、
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