ラポールとは『空間支配力』のこと

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ラポール権威好意

私たちの思い通りに人を操作するため、

 

そのためには、『ラポール形成』が必要不可欠であることは周知のとおりですし、
そのラポール形成のテクニックはあらゆる書籍などでたくさん紹介されています。

 

 

ところで、ラポールは「信頼関係」などとよく和訳されていますが、

 

よりわかりやすくこれを言い換えるなら、
そしてより本質的な解釈をすれば、

 

ラポールとは、つまり、
「空間支配力」のことなのです。

 

その『場』を支配する力、空間支配力。

 

相手を意のままに操作したいのであれば、
信頼関係を築く、というイメージより、

 

あなたがそのその場を、
「支配する」「主導権を握る
そのイメージをまずは強く持ったほうがより良いかもしれません。

 

 

そのための絶対条件、それは実はたった2つしかありません。2つ。

 

その2つを同時に獲得した人が、
その場の主導権、支配権を得ることができるのです。

 

空間支配力を得るための2つとは

 

その2つ、それは、

 

『権威』と『好意』

 

この2つの同時獲得です。

 

どちらか片方だけでは支配できません。
あくまで、2つ両方を獲得することで、その空間の強力な支配者となります。
つまり強力なラポールを築くことができるのです。

 

 

この言葉を聞くと、かの有名な名著
『影響力の武器』
を思い出した方が多いと思いますが、

 

この書籍の中で解説されていた『権威』と『好意』については、
おそらく少し抽象度をあげて拡大解釈する必要があるでしょう。

 

 

後に解説する内容を踏まえた上で、
あなたが現在知っているラポール獲得テクニックを一つ一つ考えてみてください。

 

必ず、上の『どちらか』を獲得するためのテクニックであることがわかります。

ここでは簡単に『権威』と『好意』について解説します。

 

 

ラポール形成における権威とは

 

人は権力に従う。
これは絶対的な法則です。

 

もちろん、偉そうな政治家に従う、という意味合いではありませんが、
人は間違いなくそういう性質があります。

 

では人はどういったものに権威・権力を感じるのでしょうか。

 

3つあげます。

 

1.世間一般、常識的に権威的と考えられている印象、肩書をもつ人。
2.自分が得たいと思っているものをすでに手に入れている人。
3.今の自分の価値観では測ることができない、理解することができない人。

 

 

どうでしょうか。
1と2はイメージしやすいかと思います。
ですが3はちょっと難しいかもしれません

 

これについてはまたじっくり解説しますが
実はこの3が最も強烈な権威であり、
これが『好意』と結びつくことで、

非常に強固なラポールを瞬時に築きあげることができるのです。

 

あと1つ、あえて付け加えるとしたら、
4.自信に満ち溢れた人 です。

 

 

順に解説しますが、

 

1は簡単に言うと、社会的な価値観における権威です。

 

テクニックの例をあげると、
プロとして認知されているユニフォーム、例えば白衣やスーツ着用などがあります。

 

 

2は簡単に言うと自己の価値観における権威です。
権威の力としては、1よりも強くなります

 

人は社会性の生き物ではありますが、
最終的には自分のエゴの力が最も強力です

 

自分の中の強い欲求、例えばお金持ちになりたい、モテたい
などがあれば、それを既に手に入れている人に対して無意識に権力を感じます。

 

 

3はイメージしにくいかもしれませんが、私は実はこれが『権力』というものの本質的な正体だと考えています。

 

3.今の自分の価値観では測ることができない、理解することができない人。

 

自分の価値観ではうまく測れない人や、
タイミングがうまくつかめない人、

私たちはこういう人を「苦手」とします。

 

しかしこれは逆に言えば、脅威を感じて恐れていることの裏返しなのです。

 

普通はできないだろう、と思うことをやすやすとやってしまったり、
超能力的な事を目の前で見せられたり、

これはある種、恐怖という名の権力でもあるわけです。

 

もし異質な人にあなたが脅威を感じなければ、それは『無関心』なのです。
無関心の対象は権力ではありません。

 

ですが、苦手意識、恐れ、ある種の気持ち悪さをもしあなたがどこかで感じたなら、
これはまさに強烈な『権力』なのです。

 

 

もちろんこの何か嫌な感じの人に対して信頼関係は築くことはできません。

 

しかし、この権威性を持った人に
『好意』を同時に感じたとしたら?

 

そう、そのときにこそ最も強力な支配関係が生まれるのです。

 

『カリスマ』という言葉がありますが、
こういった人を惹きつける力は、
この3の権威を相手に与えているからです

 

あぁ、自分はカリスマタイプじゃないから関係ないや、
と感じたなら、少し待ってください。

 

もしあなたが今リーダーとして
コミュニティメンバーに対して信頼関係を築けているのなら、
実は知らず知らずにこの3の部分を相手は感じとっているのです。

 

与えているつもりはなくても、
相手は感じ取っている可能性は高いのです

 

 

人は自分の価値観で測れてしまうものに対しては、実は関心がとても薄いのです。

 

そして測ることができないものに対して『恐れ』を感じるのも自然な感情です。

 

恐れるものに対して、人は非常に強い関心を本能的に持ちます。
つまり、それが権力の正体であるのです。

 

ある種の『恐れ』の無い、『好意』だけで結ばれた関係であるのなら、

そう、あなたが空間を支配することはまず不可能ですよね。

 

 

人を動かすという場合のラポール、つまり『空間支配力』とは、

この3番目の権力の力が、強烈に働いた結果なのです。

 

占い師や霊媒師などは、相手と強力なラポールを急速に形成します。
(もちろん占いを信じやすい人に対して)

 

それは、相手の悩みを言い当てる、など神秘的な力を見せつけられ(恐れ)、

そして、自分に対して完全受容してくれるという『好意』の感情、

 

その2つが同時に結び付けられた結果なのです。

 

 

この3を得るための方法は色々ありますが
もしあなたがラポール=空間支配力を高めたいのなら、

ある種の『演出』は必要不可欠です。

 

ウソをつく必要は全くありませんが、
全てをさらけだすのではなく、
相手にとって普通ではない何か、
を演出することは権力を獲得する上で、非常に大切なことなのです。

 

 

次回は、もう一つのラポール形成要因、
『好意』について解説したいと思います。

 

 

なんとなくわかった、とか、
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